HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:本番に向けて

今回の一日練習、午前参加者は7人、午後は2人でした。

前回に続きテンポ感を養うための基礎打ちを。

これはなんとしても体に入れてもらいたい基本の基です。

次に下拍子の練習、打ち方について口であれこれ言う人もいますがこればっかりは

自分で感覚を身につけて行くしかありません。ひたすら打つ、これが最短コースと思います。

打ち方にしてもこれが絶対正解という事もなく、一つだけの打ち方や姿勢を教えるのは反対。

あれこれ試して自分で合理的な打ち方を探して行くのがよいと思っています。

教えていいのはコツの部分、音を出す原理やその方法についてで、

カタチにこだわるのはあまりよろしくないと思います。


その後曲練へ。

10月にある深沢神社秋祭りについて皆で打ち合わせ。

というのは私は当日三宅合宿で不参加のため参加者で内容を決めてもらいたい。

笛方は私しかいないので、曲の選定は笛が無いもの、または笛が無くてもよいものに。

8月は練習参加者が少なく、今から本番に向けて練習しておく必要があるかと思われます。

曲を選定し、いる人でとりあえず曲練を。

とりあえず6人でやってみました。

昨年から少人数用の構成のメニューを練習して来ているので、なんとかサマにはなりそう。


今迄だと同じフレーズを全員で打つ、というスタイルが伝統的に行われて来ましたが

これは観ている方にとっては変化に乏しく、どれも同じように見えてしまうという欠点が。

また太鼓をただ打つだけに終始して「舞台」としての太鼓の見せ場がないとも。

これに改善を加えるべく、輪唱形式や掛け合いなど、本曲を変えずに見せ場を作るよう工夫、

これが功を奏して少人数でも迫力不足を補い、見て楽しめる太鼓に変身できたと思います。

また従来ABに分かれて打つ太鼓も中心に親を据え、太鼓の二個打ちや組太鼓に仕立てて

3人でも対応するカタチに変更、このスタイルで練習をしました。

先の神楽の講習時、習っていないのにやるべきではない、との声もありましたが

親に組太鼓の構成で打つ事をやってもらい、御諏訪太鼓講師陣にこれを認めてもらいました。

これで親の組太鼓も抵抗なくできる雰囲気ができ少人数でも演奏可能に。

少人数は一人でいろいろな役を果たさなくては演奏にならない、

という事情も柔軟さに対応する後押しをする力になったようです。

ネガティブではなくポジティブに対応する事、とても大事だと思います。

やる前からあれこれ心配だけしていてもラチがあきませんから。


私は演奏に参加しないので観客として演奏を観ていましたが思った以上にいい感じです。

感謝という曲で、下拍子が弱く、恐らく外で演奏した場合聴こえない、

下拍子は皆をノセる重要な役割があり、おとなしい音ではそれがかなわない事を伝えました。

本人は自分なりの考えがあるようでピンと来ていないようでしたが

自己の美意識は別にして集団演奏の基本のところは理解して欲しいと思います。


今回は感謝、虚空ニューバージョン、勇み駒とんばね太鼓をやりました。

おぼつかないところはあるにせよ今後練習を重ね、曲は完璧に打てるようになって欲しいです。

演出はその後の事、まずは曲を覚えるのが課題となります。