池は三つに分かれていて、蓮が一面に生い茂る蓮池、
85年の歴史があるボートが浮かぶボート池、
そして上野動物園に隣接して多数の鵜が棲息する鵜の池。
元々はこの場所は東京湾の入り江だったのだとか。
都会にあってもさすがに空が広い。
弁天島を見渡す池は蓮の枯れ葉だらけです。
1625年のことだそうです。
その頃はアメリカという国はこの世には存在していなかった事を思うと
なんとも面白いです。
この不忍池、外周になんと競馬場があったそうです。
1884年に開設された競馬場は鹿鳴館と同じように
西洋文明への無邪気な憧れが背景にあったようです。
不忍池には駅伝発祥の地の碑を見つけましたが
弁天島にはいろいろな碑があります。
- ふぐ供養碑(岸信介筆) 1965年 東京ふぐ料理連盟
- 八橋検校顕彰碑 1966年
- スッポン感謝之塔
- 東京自動車三十年会記念碑 1975年
- 真友の碑(英語) 1976年
- 暦塚(中曽根康弘筆) 全国カレンダー出版協同組合連合会ほか
- 包丁塚 上豊調理師会
- 鳥塚(東龍太郎筆)1962年東京食鳥鶏卵商業協同組合と東京都食鳥肉販売業環境衛生同業組合
- 幕末の剣豪櫛淵虚冲軒之碑 1978年 利根郡月夜野町
- 魚塚 1976年 東京魚商業協同組合
- 利行碑(熊谷守一筆) 1969年
- めがねの碑 1968年 東京眼鏡懇話会 wikipediaより
二人のおじさんが雀に餌付けをしていたんですね。
手乗り文鳥ではなく手乗り雀。
警戒心の強い彼らも食い物の魅力には勝てないようです。
上野公園を歩いていると、自然の湧き水が整備されているところがあり、
JRの東北新幹線の工事の湧水なんだそうです。
この湧水を不忍池に流し、水質浄化に役立てているとか。
普通、排水は下水道料金を徴収されますが、
この湧水の処理は排水にもかかわらず、下水道料金は免除なんだとか。
魚心あれば水心、といったところでしょうか。