HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:上野不忍池

上野恩賜公園に広がる不忍池(しのばずのいけ)、広さは11万㎡あるそうです。

池は三つに分かれていて、蓮が一面に生い茂る蓮池、
85年の歴史があるボートが浮かぶボート池、
そして上野動物園に隣接して多数の鵜が棲息する鵜の池。

元々はこの場所は東京湾の入り江だったのだとか。

都会にあってもさすがに空が広い。
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弁天島を見渡す池は蓮の枯れ葉だらけです。
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ここ上野恩賜公園は徳川の菩提寺上野寛永寺の寺領だったとか。
寛永寺徳川幕府により、西の比叡山に対し東の叡山東叡山寛永寺と名付けられ
不忍池竹生島のある琵琶湖に見立てて中之島弁天島)を造成したとか。
1625年のことだそうです。
その頃はアメリカという国はこの世には存在していなかった事を思うと
なんとも面白いです。

この不忍池、外周になんと競馬場があったそうです。
1884年に開設された競馬場は鹿鳴館と同じように
西洋文明への無邪気な憧れが背景にあったようです。

不忍池には駅伝発祥の地の碑を見つけましたが
弁天島にはいろいろな碑があります。


弁天島から池之端に抜ける途中、無数の雀の群れに出くわしました。

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二人のおじさんが雀に餌付けをしていたんですね。
手乗り文鳥ではなく手乗り雀。
警戒心の強い彼らも食い物の魅力には勝てないようです。
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上野公園を歩いていると、自然の湧き水が整備されているところがあり、
JRの東北新幹線の工事の湧水なんだそうです。
この湧水を不忍池に流し、水質浄化に役立てているとか。
普通、排水は下水道料金を徴収されますが、
この湧水の処理は排水にもかかわらず、下水道料金は免除なんだとか。
魚心あれば水心、といったところでしょうか。