HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:駅伝発祥の地

上野不忍池(しのばずのいけ)をうろついているときこんなもの発見。
「駅伝の歴史ここに始まる」の碑。
おりしも箱根駅伝が開催されていましたが、駅伝は上野で?

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解説によると、大正6年(1917)に開催された東京奠都(てんと)50周年記念大博覧会にて
東海道駅伝徒歩競争が4月27日から3日かけて行われたとか。

スタート地点は京都三条大橋、ゴールは上野不忍池博覧会場正面玄関で
午後2時に出発、到着は翌々日の午前11時34分だったそうです。
23区間、508kmを昼夜問わず走破したとか。

都が京都から東の京、東京に移されたのを記念して京都から東京迄走り通したという事ですね。
駅とは街道に30里(約16km)毎に置かれた宿場で、馬などが用意されていたそうです。
伝馬や駅制、駅伝ということばは日本書紀にも登場しているとか。

ところで、なんで東京遷都ではなく東京奠都なのか?
ま、内容は同じようなものなのですが、当時京から江戸に都を移すのに
天皇の所在が問題視されていたようです。

歴史ある京から天皇がいなくなる事についての地元のアレルギー、
新しい東京のプライドなどが交錯して
あからさまに都を遷すということばを濁して奠都ということばを使ったもよう。
いかにも曖昧好きな日本人らしい・・・。

駅伝も箱根迄とかケチな事いわないで
東京と京都を結ぶくらい大きなスケールでやってもよいのかも知れません。
その間遊歩道を整備して、風光明媚な日本の風景を取り戻す。

人が動けば金も動くわけですが、これからの高齢化社会走ると迄は行かなくても
のんびり東海道を歩いて楽しむというゆとりもあってよいのでは?

不忍の池のほとりでそんな事を考えてみました。