新人が入るのは何と5年ぶり!?
これで平均年齢も少しは下がるかもです。
ここのところ基礎打ちをずっと担当していて、そこでやる基礎打ち曲もずいぶんと板についてきました。
指導者はこの曲を一回やればよいくらいになって欲しいと言っています。
本日は新人を含め、とにかく皆でやってみました。
打ち込み、テンポキープ、左右の強弱、クレッシェンド、声出し、音の受け渡し、ソロ、
下拍子の種々のフレーズ、が盛り込まれています。
ソロの部分はわけわからずでも4人の新人は打ち抜けて、明るい未来が見えるようでした。
まったくの初心者ではなく、太鼓の経験は少しあるとのこと、太鼓を続けたくて門を叩いたそうです。
これからは門ではなく太鼓を叩いてもらえればと。
本日の参加者は新人を除き9名、指導者の要望で、今まで練習して来た曲を見てもらう事になりました。
今まで単一の打ち方で何人ででもできる曲を私が編曲し、
5~6人で変化に富んだものにした曲をやる事になりました。
その時に、今日は人数が多いから前のバージョンでやろうという話になりかけました。
でもこれって発想がとても後ろ向きだと思いました。
せっかく面白い構成で練習してきたのだから何としてもそれをやるべきで、人数の問題ではないと。
工夫をしたバージョンでやればいいじゃないですか、と投げかけると、だって9人いるのだから
どうやって打つんですか?といぶかしげに聞かれました。
即、一列目に4人、二列目に3人、大太鼓とドカンに一人ずつついてもらい、
二列目の人は目の前の一列目の人のマネをして打って下さいと指示を出しました。
とにかくそれで一回通しましたが、ただ打ってると指導者からはNGが出ました。
久しぶりにやったのを割り引いてもこの演奏はダメですと。一番肝心な「気持ち」が入っていない、
観客に何かを届けようとするものが伝わって来ないと檄が飛びました。
これを受けて三度目の演奏でなんとか合格ラインには達したものの、指導者からは不満の声が。
というのは以前もっといい演奏をしていたから、というものでした。
曲を覚えて、打ちました、では太鼓やってる意味がないよと、いつになくキビシイお言葉。
この他に御諏訪太鼓の勇み駒とんばね太鼓をやりました。
この曲は向かい合わせて置いた斜め台の太鼓二台を体制を入れ替えつつ打つという動きのある太鼓です。
指摘されたのはまずは音を出す事、決めるところは決める(流れない)、
平置きの太鼓群は音量に気をつけること、唯一の表現場所と言っていいクレッシェンドをきかせる、
など。
練習が終わってから、拍の取り決め方法など相談させてもらいました。
これは基礎打ち曲で統一見解を示しておかないととり方がいろいろあって混乱してしまうから。
基礎打ち曲はあえて簡単ではない要素が入っているので慣れるまではちょっと苦労するかも知れません。
でもその要素があるから演奏曲としても成立するものと思っています。
新人さんたちも早く覚えてもらいたいものです。