日本人には日本人の戦い方がある、と。
日本人は個人プレーではなく組織プレーが得意、怒濤の連係プレーでパスをつなぎにつないで
ゴールラインをめざす、その執拗な戦いぶりの姿は感動的でもあります。
日本人は組織プレーが得意、これはスポーツに限らず仕事でも同じ事が言えると思います。
組織プレーは自分さえよければ、という事ではなく相手のことを常に考えながら自分が動く、
それは去年話題になったおもてなしの精神につながる事なのかも知れません。
相手の事を考える、これは日本の生産現場もそれが根底にあるように思います。
おいしい料理を作る、安全な野菜を作る、使いやすい道具を作る、はきやすい靴を作る、
相手が誰だかわからないけれどすべて相手のことを考えています。
どうせ自分は食べないからと死ぬ程農薬を使ったり、すぐ壊れるファスナーのバッグを作ったりしません。
相手が困るようなことはしたくないというやさしがそこにあると思います。
しかしジョーンズ監督はお前はやさし過ぎる、と選手を成長させることばをはきます。
やさしさ、これは農耕民族と騎馬民族の違いなのかも知れません。
集団と個、お互いの強みと弱み、その中で日本人らしく戦う、ということばには勇気がもらえます。