クアラルンプールにはインビなところがあります。
地名がインビ。
名うての繁華街ブキッビンタンに隣接していて、
インビ通りという大きな道路が走っています。
ホテルとショッピングセンターがあるベルジャヤタイムズスクエアという
新しいタイプの施設がある一方
ちょっとはずれにインビマーケットという昔ながらの市場があります。
このマーケットの隣は再開発の工事中で、近代的な街が立ち上がることでしょう。
インビマーケット周辺は空き地で、夜の一人歩きはちょっとコワイかも。
とりあえず朝訪れてみました。
まずは鶏肉屋さん。
鶏肉といっても生きた鶏を売っています。
この方が冷凍庫や冷蔵庫も要らず、いつも新鮮な鶏肉が手に入るということ。
裏手にまわると鶏にとっては阿鼻叫喚の場所が・・・。
玉子屋さん
魚屋さん
こちらも冷凍冷蔵には無縁です。
氷が大活躍。
東南アジアでは食材はその日の分を市場で仕入れ、基本的に保存しません。
昔の日本でも一般家庭に冷蔵庫が普及する前は同じ生活習慣だったと思います。
八百屋さん
日本では冬の野菜、白菜があるのが意外でした。
市場全景はこんな感じ。
当然果物屋さんもあり、ドリアンの香りが漂っています。
市場の一角には屋台街があり、皆さん朝食をとったりお茶を飲んだり。
店先にはメニュー、写真があるので何となく内容がわかります。
豆腐も一般的で豆腐のカレーなんてえのもありました。
漢字で書いてあると推測できるので助かりますね。
しかし経済粉ってなんだろう?
朝食にいただいたのがこれ。
日本で言うところのおでんタネみたいな感じです。
油揚げを揚げたようなもの、
茄子の素揚げと練り物、
魚団子・・・。
この魚団子はどこにでもあり麺類にもよく入っています。
これはうまいです。
食事が終わって一息ついているとおじさんがドリンクはどうかとニコニコ顔で薦めてくれました。
アイスコーヒー(アイスカピ)を頼んだのだけれど、うまく通じません。
英語の話せるおばちゃんに応援をたのみ、アイスコーヒーをオーダー、
おばちゃんはアイスコーヒーくらいわからんのかと言った感じで
おじさんをたしなめるようにからかっていたのが笑えました。
アイスコーヒー
けっこう甘い・・・。
氷はキューブではなく筒状。
ベトナムに行った時もこれでした。
ビールにもこの氷が・・・。
観光客がよくやられるのがこの氷。
飲むのはボトルのミネラルウォーターでも
生水を使ったこの手の氷だとアウト。
今回は特に問題ありませんでした。
建物の外の大きな木の根元には神様を祀った祠があります。
灯明が絶える事はありません。
こういう市場と祈りの場、いつまであるのでしょうか。