HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

東北の旅:瑞巌寺

東北の旅、最終日の様子です。
毛越寺中尊寺に参拝した後、高速にて一路松島、瑞巌寺へ。
 
瑞巌寺の正式名称は「松島青龍山瑞巌円福禅寺」。臨済宗妙心寺派に属しているそうな。

平安時代、天長5年(828年)比叡山延暦寺第三代座主慈覚大師円仁が淳和天皇詔勅を奉じ
天台宗延福寺として建立、平泉・藤原氏、その後頼朝の鎌倉幕府の庇護を受ける。
しかし、戦国時代を経て次第に衰退し、妙心寺派に属するようになったとか。

慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いが終了した後、伊達家の厚い庇護を受け、瑞巌寺は90余りの末寺を有し、領内随一の規模格式を誇りました。
しかし、明治維新を迎え廃仏毀釈、伊達家の版籍奉還により寺領は荒廃したそうですが、明治9年天皇の行在所となり、内帑金千円が下賜され、復興の契機となったそうです。
現存する本堂・御成玄関、庫裡・回廊は国宝に、御成門・中門・太鼓塀は国の重要文化財に指定されております。
瑞巌寺HPより抜粋>
 
参道より山門を振り返ると鬱蒼とした杉木立は妙に明るい事に気付きます。
イメージ 1
 
山門からかなり入ったところに先の津波到達点の標識が。
海水に洗われた杉林は枯れて300数本が切り倒されたとか。
イメージ 2
 
 
国宝に指定されている庫裡
イメージ 3
なかなかに美しいたたずまいです。
イメージ 4
同じく国宝の本堂は現在平成の改修中でその全容は覆いの中でした。
 
イメージ 5
庫裡の庭先にも日本の美が。
 
陽徳院御霊屋 
イメージ 6
修復された伊達家霊廟は奥州のかつての黄金文化を目の当たりにするようなまばゆさ。
豪華絢爛でありながら柱の黒漆が格調の高さを強調しています。いかにも伊達好み?
 
イメージ 7
ここは芭蕉翁気分で
瞑想の 地蔵菩薩や 蝉時雨
緑の中の赤がとても印象的。
 
山門を出て少し歩くと眼前に松島が広がっております。
イメージ 8
これらの島のお陰で津波の力も弱まったとか。
それでも五大堂などはかなりの被害にあったそうです。
 
海岸べりに建つ明治の由緒ある建物も閉鎖中。
イメージ 9
真の復興はまだまだ先のように感じました。
この後、仙台にまで行き、自由解散。
新幹線の出発時刻まで2時間半ほどあったので、さてどうしよう?