かつての太鼓のお仲間からお誘いを受け、みはな会という邦楽の演奏会に足を運びました。
バイクででかけましたが、道がわからず、遅れて到着。iPhoneのマップのナビでなんとか辿り着けました。
場所は日本橋公会堂、水天宮の近くで事前にグーグルマップで確認していたのですが、
一方通行地獄にはまってしまいました。(グーグルの写真で建物のイメージを知っていたのでわかった次第)
さて、演目は長唄 四季山姥、残念ながら上記の関係で見逃しました。
和の音はお互いが独立しつつ絡み合うものだという事を実感しました。しっとり美しい。
虫の音を鈴で表現していました。
笛と薩摩琵琶 静 花の寺
薩摩琵琶は演奏前に楽器の説明があり起源や琵琶の種類などとても興味深く聞かせていただきました。
琵琶の演奏は以前に聴いた事がありますが、今回の公演会場日本橋劇場は本格的に日本舞踊ができる施設でその最前列で鑑賞する事ができました。
坂 麗水氏の細やかな琵琶の音は心に染み入ってくる感じがいたしました。
琵琶は女性の演奏しか聞いた事がありませんが、男の謡も聞いてみたいと思いました。
笛は福原道子氏。こちらも音がとってもすばらしく、我々が出しているのは音じゃないですね~。
長唄三人、三味線三人、笛、小鼓、大鼓、太鼓、これに蔭囃子の賑やかな演奏。
三味線は予備の竿が置かれていたり、演奏中も盛んに糸の調整をしていたり、唄の時は扇子を持つ、とか、
細かい所作がある事がよくわかりました。
踊りも水平回転をする時の細かい足の運び、中腰での姿勢は鍛錬のたまものという事がよくわかり、
最前列のため舞台全体は見渡せませんでしたがその代わり細部まで見て取れたのは面白かったです。
曲は艷物の代表とされる愚痴、日本の芸を堪能いたしました。
すべての演目が終わり、太鼓のお仲間だった方ともお話ができ、バイクで帰路につきました。
帰りは方向感覚がわかったので迷わずストレートに帰る事ができました。
和の音はその字とはうらはらに和音が殆どないこと、微妙な間の音楽であること、
余韻をじっくり楽しむ音楽であること、等々、生の演奏を間近て味わう事がでたお陰で再認識。
感謝。