HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考45いつも違う

自分のスタイルを、と言っておきながらその舌も乾かぬうちいつも違う太鼓を打ちたい、とのたまう自分。

人の演奏を聴いたり、観たりしていると、違うシチュエーションで同じ打ち方をしている人がいたり。

それが「らしさ」と言えるけれど、自分としてはその中に常に新しい発見をしたいと思っています。

同じフレーズを打っても、以前とスタイルが異なっている、とか、

その人らしさを型にはめたくない自分がいる事は確か。

できるだけ同じものは繰り返さない。

自由打ちの時は毎回違うものを打っているつもり(同じものは覚えていないので打てない・・・)、

何か毎回違うね、と言われるのが自分にとっての最終目標かも知れません。

バチの軌跡でも毎回同じように打っていると観ている方も予測がついて飽きてしまうだろうし、

あらゆる意味でマンネリ化は避けたいなあと。

自分の固定化したフレーズやスタイルを持つ事は大事だと思いますが、それを常に変化させ

崩して再構築みたいな芸当をやってのけてみたいなと。

それには基本力がものを言う事はわかっているつもりなので、基本はみっちり身につけたいと思います。

運動能力は大脳からの指令を待たずに、反射的に反応できるようになるそうです。

いわゆる体で覚えるという事、基本力はこれを鍛える事のように思います。

とっさに繰り出される無限大の太鼓の妙味、それが八丈太鼓の真髄のような気がします。