自分たちのサークルは長野の御諏訪太鼓の流れを汲む太鼓を継承しています。
今回長野から講師をお招きして講習会を開きました。
改めて思ったのはとてもゆったりと曲を打つこと。
だいたい同じフレーズを三回繰り返すパターンが多いけれど
出だしはほんとにゆっくりです。
ゆっくり打って姿を見せる。
中間はそれこそ中間の速さ、いわゆるモデラート。
最後はかなりテンポアップしますが、それも全体の流れのバランスを重要視します。
このゆったり感は我々中高老年太鼓にとってはとても親しみやすい。
若さにまかせて打ちまくる太鼓はそれとして、我々にはマネできるものではないから
じっくり味わい深い太鼓を目指せばよいと気付かされた講習会でした。
全体を通して、細かい手の所作や笛の入れ方はあまりこだわる必要もなく、
これじゃなきゃダメという事はない事も再確認できました。
ただし、テンポを保つこと、流れに乗ること、決められた事はしっかりやる事、を明言されていました。
御諏訪太鼓は世界的に太鼓の普及にも貢献してきているため、
同じ曲を全世界の人が同時に打てる事がうれしい事、ともおっしゃっていました。
いろいろあるようですが太鼓で結ばれる縁は大切にしたいもの。
恐らく今後も御諏訪の講習は続くものと思われます。