この時期私は休会中のため講習会に出席できませんでしたが、
深沢高校和太鼓部の父兄の方がビデオ撮り・編集していただいたものを借りる事ができ、
半年ぶりに講習内容をなぞる事ができました。
私も今の会に入会して以来10年以上ビデオカメラを回し続け、編集も一手に引き受けて来ましたが
その時間と労力は並大抵のものではありません。
講習内容が手に取るようにわかる撮影・編集をしていただけた事に大感謝であります。
さて、講習内容は今までやってきた飛龍三段返し、勇み駒とんばねの復習、それと神楽の新曲というものでした。
講習のたびに思うのですが、相変わらず毎回同じ注意を受けるなあと言う事。
太鼓の縁は強く打たない、掛声は重要な合図、音は揃える、力は抜く・・・等々。
曲の具体的な指摘は飛龍三段返しの初っ切り(打ち出し)のテンポがそのまま本曲に引き継がれる事、
これは毎回言われています。
この打ち出しのテンポは一番の桶胴大太鼓の気分で決まるもので、いつも同じ早さとは限りません。
気合いが乗ってちょっと突っ込みたい時はドドン!で始まるし、おごそかなゆったりした雰囲気で
始めたい時はド ドーンで打ち出してかまわない事になっているようです。
これを受けるドラもドドン!だったらジャジャーン、ド ドーンだったらジャンジャーーンで受けると
いう感じで、打ち出しのテンポは一定を保って打ち継がれて行きます。
♩=60というような決まりはなくそのへんはいい加減にて。
次にやったのは勇み駒とんばね太鼓。
斜め台で向き合った二台の太鼓を打つ動きのある太鼓です。
飛龍三段返しもそうですが、一つ一つの動作を確実にできるようにする事、
ごまかしているといつまで経っても打てるようにはなりませんと。
飛龍もとんばねも曲を三回繰り返し、だんだんテンポが上がって行きます。
最後は打ち手が必死になるくらい上げると観ている方もノって来るもんだで、
と故小口大八師は言っておられましたが、一つ一つの動作をきちんとできるようになってからでないと
かっこよく打てる姿になりません。
通常やっている伏せ打ちとは違い、斜め台の太鼓で動作をキメたり、飛んだり回ったりがあるため
踊りの要素も含まれており今後も要練習の曲という感じがします。
新曲(我々にとって)神楽はまた別の機会に紹介いたします。