まあ、仕事というか何というか、住宅展示場を初めて訪れました。
各会社の住宅が十数棟、そのうちの二棟にランダムチョイスで入って見ました。
鉄筋コンクリート３階建て、ソーラーシステムや雨水貯水槽、二重サッシにセントラルヒーティング等
最新の設備住宅であります。
ホームシアターや屋上庭園なども。
ただし細かいところを見て行くと、これでいいのか、みたいなところも発見されて行きます。
ダイニングキッチンの壁面が、細かい凹凸のあるタイルを表面に使い、
内部に吸音性の高そうな網状の素材で構成されていますがキッチンの油汚れや、
埃がたまりやすく掃除のしにくい（というか不可能な）形状はいただけません。
住宅展示場のモデルハウスでは実際調理はしないので、こういう納まりも容認されてしまうのでしょう。
また構造上機密性が高く、冷暖房の効率はよさそうなのですが、去年からの節電に適した住宅とは言い難い。
昔の日本家屋のように風通しや日射の事を最大限考慮されているとは言えない設計です。
震災前の古い設計思想なのかも知れません。
住宅全体の印象も特にセンスがいいとは言えず、これが一般受けする標準仕様なのかも知れません。
ま、無難なところで納めたいのは十分わかりますが・・・。
