祭り工房主催の北原永氏の講座も3回目を迎えた。
毎回準備運動を兼ねる上拍子、下拍子がワンセットになっている基礎打ちを10分ほど。
これをやるだけで汗が滲み、足腰が鍛えられ、基本の打ち方を確認する事ができる。
これが終わるとリズムの練習曲を三人ひと組みで回して行く。
下拍子を打つ時は上拍子の人の呼吸を読んでそれに合わせること。
今回は新たなリズムの練習を行なった。
右手左手の強弱の打ち方のトレーニング。
これが自在にコントロールできるようになれば即興ソロ回しも怖くなくなるだろう。
もう一つは様々な打ち方の理論と実践。
伏せ打ち(平打ち)はいままでやってきた息を入れての打ち方の復習。
八丈スタイルに代表される横打ち。
移動して打つ太鼓や山車に乗る太鼓も横打ちが多いようだ。
横打ちは太鼓に直角に構えるため、左手右手の太鼓からの距離が異なる。
これを補うため腰の移動を行う。
左手は順手(水平空手チョップ?)と裏拳打ちの二種類の打ち方がある。
次は斜め打ち。
神楽やお囃子に多いタイプ。盆太鼓もこの打ち方が一般的。
そして三宅打ち。
横打ちを低い構えで打つ。
この場合、太鼓を見下ろすのではなく横からのぞくようにするとよいとの指導。
最後に正面打ち。
大太鼓の打ち方である。
太鼓に対して少しそるような構えでないと太鼓にしがみついているような印象になると。
太鼓の打点も反り気味の方が音が出る打ち方ができるとの事でした。
太鼓を受け止めるような感覚を二人ひと組でお互い重心をかけあって実践。
大太鼓はずいぶん前に富田和明氏に習った事があるがまたやってみたいなあ。
そんなこんなで太鼓を打つ基本をまた改めて学んでおります。