HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

笛:楽器

龍笛をはじめて3年になります。
笛も入門用のプラスチックのものから
今は竹製の本管で吹いています。
本管は重量があって、その重さがなんとも心地よいのです。
今回、日本国内で生産されている龍笛の最高峰といわれる八幡の笛をオーダーしました。
出来上がって来るのは来年になるそうです。

プラ管と違い、本管は吹き込むほど音色が変わり、手にも馴染んできます。
それは新建材のぴっかぴかの家と大黒柱がある古民家との違いのようなもの。
時間が経てば経つほど、手を入れれば入れるほど美しさが増す自然素材の古民家。
かたや美しいのははじめだけ、大量生産で安価だけれど時間が経つほど
醜くなる工業製品の家。
プラ管は手入れや保管にさほど気を使わずに済むという利点はありますが
手をかけるほど美しくなるという事はありません。
新しい車に傷は似合いませんが、古い馬車の傷は味があるのに似ているかも。

さて、末永らく愛着が湧くのはどちらかは自明の理ですよね。
平安時代だったら笛に持ち主の霊魂が乗り移る、なんて事も起こったかもしれません。

決して安いものではないけれど、一生ものと考えればお金は度外視できるでしょう。