HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:亡き人を偲んで

先日用があって新宿へ行った。

所用を済ませて駅に向かう途中、沖縄そばの店があった。

別にお腹はすいてもいなかったのだが、吸い込まれるように店に入った。


つい先日、沖縄に帰って企画会社の社長をしていた元同僚の女性が亡くなった。

私が沖縄の彼女の元を訪ねたのは、とある企画があっての事だった。

それは沖縄すば(そば)のミュージアムができないか、というもの。

当時は沖縄すばの名店はあちこちに点在していました。

それを観光客がたくさんいる那覇市国際通り辺りに集めた施設を・・・。

   ※沖縄のことば使いは、あいうえう、さしすせすになります。よってそばはすば。

そのために市場調査を兼ね、沖縄すばを一緒に食べまくりました。

なんと一日三食~・・・。

ところで10・17日は沖縄すばの日、というの御存知でしょうか?

そばという呼称はそば粉が入っていないと使えないのですが、

沖縄のそばは小麦粉100%、今まですばと言っていたのが、

本土に復帰して、そば粉が入っていないのにすばというのははまかりならん!

という事になってしまいました。

中華そば、というのと同じ感覚でしょうか。

県民の粘り強い陳情が功を奏して1978年10月17日に

沖縄すばと名乗る事が認可されたというお話。


そんなこんなで沖縄すばには北から南まで一緒に喰いまくった思い出があります。


彼女が元気だった頃を思い出して、条件反射的に

沖縄すばをすすっていたのでありました。

でも正直、ダシの味がイマイチだったなあ、やっぱり本場のとはどこか違う・・・。

そんなこと、なんくるないさ~(たいしたことない)という声が

どこからか聞こえたような気がする。