和太鼓の魅力の一つ、体力と気力を目いっぱい注ぎ込んで音を出すこと。
大の男が渾身の力を込めて打ち込んでもびくともしない和太鼓。
それが他の楽器に見られない最大の特質かも知れない。
聴く方が振動を含む音を全身で受け止めるあの感覚はライブならではこそ。
DVDやCDの演奏がいまいちつまらないのは、あの振動まで伝わってこないからだろう。
自分が太鼓に向かう時、全身全霊で打ち込んでいるだろうか。
それが練習の時だとしても・・・。
かつて師匠が、初打に目一杯大きな音を出して
聴衆を引きつける事も大事といってました。
大きな音、出せること大事です。
それと同じくらい大事だと思うのは小さな音を出せる事。
これは皆で揃えられるか、が課題となります。
一人でも大きな音が出てるとそれは成立しません。
息を合わせて小さな音が出せるか、次のステップへ飛躍するための今後の課題であります。