先日の練習会、1時間ほど楽曲の練習をしました。
講師役に指導員があたり、課題曲を全員で打ち込みました。
課題曲の作者の薫陶を受けているので、太鼓の音を出す事に全力を傾ける講習となりました。
和太鼓は世界一丈夫な楽器、その特性を生かすのに音を出す打ち方を習得すべし、
というのはわかりますが、太鼓はそれが全てでもないと思います。
お祭りなどで打たれる太鼓は景気付けに大きな音は必要不可欠ですが
太鼓を音楽として捉える場合、大小様々な音色が必要です。
一人の指導員に問うたところ、大きな音が出せるなら小さな音も簡単に出せる、と。
でもこれって違うんじゃないかと思うわけです。
大きな音と小さな音を「出そう」という意識を持つことが重要で、音の大小に気を使うべきかと。
大きな音を出す事だけに気をとられるのは指導員としてあってはならない事だと思います。
大きな音を出す練習をする時には必ず小さな音の出し方もセットでやるべき。
そんな事を考えながら基礎打ち練習曲「歓喜」の改訂版を思いつきました。
大きい音・小さい音を認識するためのフレーズのバージョンがあってもよいかなと。
これは先日、歓喜の大太鼓バージョンで試したものが使えそうです。
こうして考えると太鼓の曲も不変という事はないですね。