太鼓のいろはの「ね」
【根なし草もいいもんだ】
根なし草は往々にしてしっかり大地に根を下ろしておらず、あっちへフラフラこっちへフラフラしちゃうことを揶揄することばです。
植物が大地に根をおろしてしっかり安定して立つ姿は安心できますね。
でも、固定された立ち位置から容易に動く事ができません。
それに引き換え根なし草は自由です。水面を風にまかせて移動して行きます。
この「軽々しさ」は一方では必要なのではないかと思う次第。
要は固定観念にしばられない方が面白い事もできそうだという事です。
曲を作る場合や、曲の構成など、あっちこっちふらふらしながら自由にやってみる。
時には不動の姿勢も大事ですが、そればかりでは限界があるもの、
大地に縛られない、大地を縛り付けない根なし草の自由性、柔軟性も併せ持つ事は決してマイナスにはならないのではないでしょうか。