青山で追悼公演がありました。
小口大八さんは今年6月に交通事故に遭われお亡くなりになりました。
去年の今頃、同じ舞台で84歳とは思えない迫力ある演奏を披露していたのに、もう永遠にその姿を見ることは叶わなくなりました。
公演に参加していた御諏訪太鼓の面々の演奏も、ちょっと顔つきが違っていたような印象を受けました。
今回は勇み駒とんばねという曲を2回も観る事ができました。
この曲には特別な思い入れがあるので、食い入るように見ていました。
勇み駒とんばね太鼓は我々有志が御諏訪太鼓に直接教えを請いに行った曲。
今年の夏の深沢神社で追悼の気持ちを込めて披露させてもらった曲です。
練習不足も懸念されましたが、なんとか5人の演奏者のがんばりで奉納演奏する事ができました。
小口大八さんの太鼓にかけた情熱を少しでも再現したかったし、観客に伝えたかった。
太鼓は楽しいもんだと。
故小口さんのバイタリティに負けず、まずはやろう!やってみよう!!という気持ちが大切だと思います。
やってみるとよくわかるのですが、楽しい、そして見ていても楽しさが伝わってくる曲です。
結果とんばねを打つと元になっている勇み駒という曲のフレーズの打ち方が変わります。
より繊細に、感情的に打てるようになります。
太鼓は見ていてもわからないので、まずは自分でやって見る事。
そこからいろいろ研究をして仕上げていけばよいと思ってます。
音を出してみない限り太鼓にはならないと思います。