NHKでシリーズ放映している兵士たちの証言。
日本がいかに愚かな戦争をしたのかが肉声で語られる。
登場人物は70代~90代。
今語っておかないと永遠に事実が失われてしまうという思いから、つらい体験を語り始めたという。
私のオヤジは重病で兵隊検査ではねられ軍隊には行っていない。
背中にえぐったような傷跡があったが、その時の手術の跡だったらしい。
オヤジは戦争については多くを語らなかったが、東京の空襲の時、B29が銀色に輝いて、それは綺麗だっ
た事、迎撃の日本の戦闘機が紙のようにぺらぺら燃え落ちた事、東条英機は頭がよかった、という事くら
いでしょうか。
アメリカはイラク戦争で徹底的な報道管制を敷き、死体のない「きれいな戦争」をアピール。
これはベトナム戦争からの教訓なんだそうです。
悲惨な戦争報道が反戦活動につながった・・・。
「きれいな戦争」の爆発の向こうで子供達の体が吹き飛んでいるのが戦争の現実。
戦争は国が認めている公式な殺し合いではありますが、戦争はいけません。
筆舌に尽くしがたい元日本兵、アメリカ兵の証言を聴いているとそうとしか思えません。