彼は1951年、日本の敗戦処理を決めるサンフランシスコ講和会議において日本への賠償を求めない演説を行い、それまでの議場の雰囲気を一変させた人物。
この演説によって日本は多大な賠償金を課せられる事なく自由主義陣営の一員として迎え入れられ、
戦争によって疲弊した日本の戦後復興は無借金状態からスタートする事ができた。
日本がソ連(北海道・東北)、アメリカ(関東・中部)、イギリス(中国・九州)、中国(四国・近畿)によって分割統治される案もあり、これと多大な賠償金が課せられていたら今の日本はどうなっていたことか・・・。
ジャヤワルダナ氏は日本が同じ仏教徒の国であったこと(戦争中は現人神の国でありましたが)、アジア諸国が西欧列強に植民地化されていった中で日本が明治維新を経て独立を保った事において親日的であったと思われます。
日本国内にいると知らなくても済む事もありますが、国外では済まされない事もあるように思います。
スリランカと日本の関係もその一つでしょう。