我々チームのノボリです。
小さなものですが、会員の手作りの、思い入れの深い逸品です。
ノボリを作ろうと言い出した時、女性会員の一人が快く生成りの生地を幟に二棹仕立ててくれました。
男性会員の一人が始めはしぶしぶでしたが墨文字のすばらしい原稿をいくつも書いてくれました。
それをこの手で熱転写で幟に仕上げました。
(幟は二棹頼んで、案の定一つは見事に失敗しましたが。)
幟を縫い上げてくれたその女性会員は1年前に退会し、今、病と闘っています。
この幟を見るたびにその人の素敵な笑顔が思い出されます。
書をしたためてくれたその男性会員はこの暮れ、体調不良を理由に退会を表明しました。
この幟を立てる度にその人の男気を思い出します。
来る人、去る人、人が集う時は必ず出会いと別れがありますが、和太鼓に関わったその心
は生きています。
少なくともこの幟の中には。