HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:八丈島3

温泉をあとにして、次なる目的地、フリージア祭り会場へ。
途中、登龍( のぼりりゅう )峠を越えます。
八丈富士と八丈小島の全貌が眺められる絶景スポット。
眼下には今朝到着した底土港、
スクーターを借りた自動車屋さんや
宿の国民宿舎がある三根地区の町並み、
左の方にはこれから向かう八丈空港方面も望めます。
湿度が高いせいか空気はぼやっと霞んでいます。
目的地は八丈富士の麓にある八形山フリージア祭り特設会場。
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途中で見つけた明日葉(アシタバ)畑。
アシタバ(セリ科)は伊豆諸島では代表的な野菜(野草?)で、
全国での生産量は東京都( 諸島部)が9割近くを占め
出荷量も全国1位なんだとか。
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峠道上りでは50ccのスクーターでは全開でも時速20kmほど、
下りで40〜50km出ますが、スピードオーバーのランプが点きっぱなしになります。
もう何十年ぶりかの二輪でのスラローム走行を楽しみました。

1時半から八丈太鼓の演奏があるというので急ぎます。
会場がまたわかりにくく、フリージア祭りのノボリがなければとても行き着けません。
他の観光スポットもそうなんですが、初めて訪れる観光客にはちょっと不親切かも。
ま、皆さん団体で動いているようなのでその辺はおろそかになっているのやも知れません。

フリージア祭り会場に到着。
八丈富士の麓に色とりどりのフリージアが咲き乱れております。
フリージアはアヤメ科の球根草で、会場には甘〜い香りが満ちておりました。
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会場ではお目当の八丈太鼓の演奏が始まりました。
青い法被は八丈太鼓愛好会の皆さん。
手前で叩いている飛び入り参加のお嬢さんはなかなかの演奏をしていました。
実は地元の女性で、子供の頃から太鼓叩いていたそうです。やっぱり・・・。
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通りがかりのお爺ちゃん、バチを渡されると一叩き、
売店のおばちゃん、親子連れ、観光客も飛び入りで。
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初めて叩いたという8歳くらいの女の子、
リズムに乗って素晴らしい太鼓を披露、
それぞれ個性を発揮して太鼓を楽しんでいて、
これぞまさに八丈太鼓!を実感しました。

自由な太鼓ゆえそれぞれ個々に打ち癖みたいなものがあり、
当人が好きなフレーズが頻繁に出てきます。
このフレーズの種類が多ければ多いほど八丈太鼓の良さが光るように思います。
私も参加させてもらい、15時半まで太鼓を楽しみました。

愛好会の方は様々なバチを持参していて、
長さ、重さ、太さ、材質、自分にあったバチを選べます。
研修をやると八丈用のバチはどんなですか?という質問が必ずと言っていいほど出ますが
回答はここにありました。
自分で探しなはれ、という事ですね。