為替相場、円安で推移してます。
同じお金でも国によって価値が違う、わかったようなわからないような仕組みです。
そういえば昔は1ドル=360円と決まっていました。
そんな時代に勤めていた会社の社長(故人)は若かりし頃渡米して、ロスアンゼルスの日本人庭師の下で働いていたそうです。
アメリカで稼いだドルを日本円ににすれば、同じ労働時間で数倍稼げる算段になります。
円安の今、それを見越して日本を脱出する若者が後を絶たないとか。
同じ労働するなら海外がお得という事なんでしょう。
それとは逆に日本に働きに来ている外国人労働者にとっては、日本の労働市場で稼ぐ金の価値が落ち、海外からの働き手が減少しているそうです。
先の社長はアメリカの白人社会の典型的な中流階級の住宅の芝刈りや庭掃除みたいな仕事をやっていたそうです。
白人は頻繁にホームパーティーを催して優雅な生活を送っていたそうな。
そういう白人を横目にしながら庭掃除に励んでいる時、自分達日本人が彼らの目には人として映っておらず、人間の尊厳を無視されているように感じていたと語っておりました。
日本は経済的に豊かになり、アジアからの労働者を受け入れるようになりました。
フィリピンやベトナムから研修生を受け入れ、安い労働力として使っています。
白人が日本人労働者に向けていた視線を、日本人がアジアの労働者に向けていないか、気になる所です。
為替相場で思い出す事、円高の頃、所用で銀行に行った時、隣の窓口に中年のおじさんが来て、1億円分ドルを買いたい、と申し出ていました。
円安に振れた時、一儲けしようと考えたに違いアリマセン。
でも、為替は買う時に高く、売る時に安くなるのと、手数料をとられるのでそう簡単に利益を出せない仕組みになっています。
為替が逆に振れたら損しちゃいます。
その人は対応した行員に諭されているようでした。