今回の八丈太鼓ツアーの宿泊先パークホテルは月曜会の練習場所にもなっていますが、ホールにはホテル専用の八丈太鼓が1台置いてあり、自由に叩けるようになっています。
朝9時くらいから夜9時までは島内の申し合わせで太鼓が叩けるとのこと、最終日は雨のためもあって、昼くらいまでホテルで八丈太鼓の練習を行いました。
メンバーは八丈太鼓の経験が浅く、お互い拍子を合わせたり、自分なりの太鼓がまだ自由に叩けません。
自由に叩いてよいと言われても、自分の頭や体の中にフレーズやふりのストックがないとなかなかできるものではありません。
フレーズやふりのストックは練習しながら増やしていくしかなく、その結果、無意識に体が動くようになれば途中で考えたり動きに迷ったりして止まってしまう事が少なくなって行きます。
動き、ふりを増やす方法として八丈太鼓の下拍子にのってチームの持ち曲「黎明」を打つ事を試してみました。
「黎明」は基本練習の要素が詰まっており、きちんと打てるようになればレベルアップする事を念頭に作ってあります。
テンポを意識しながら全音符、二分音符、四分音符、八分音符を、八分で休符や裏拍を打つ。
それに極々基本的なフレーズ1種類に四部八分を組み合わせて、曲を覚えるという負担を極力減らしてあります。
この「黎明」の前半部分、基礎打ちの要素がてんこ盛りのフレーズを八丈太鼓の下拍子にのって打ってみました。
まずは「黎明」をきちんと覚える。
黎明がストレスなく打てるようになったら、自分なりのスタイルを作ってみる。
右左は自由に、動きも自分なりに工夫してみる。
「黎明」を八丈太鼓の下拍子、ゆうきち、本ばたき、しゃばたき、祇園ばたき、で打ってみる。
この時に下拍子と上拍子を交代しながら打つ事で下拍子の練習もできます。
一周目はゆっくりめか普通の早さ、テンポアップの合図を入れて2周目を早く。
最後は終わりのフレーズを打って下拍子、上拍子同時にフィニッシュ。
この方法で、複数で同時に練習ができそうなことがわかりました。
かつまた「黎明」をしっかり覚える事になり一石二鳥なり。
後は太鼓節と合いの手の練習を挟み込めれば
八丈太鼓の練習方法の見通しが立てられると思います。