土曜日の夜は八丈太鼓愛好会、月曜日の夜は月曜会の練習に参加させてもらいました。
八丈島では夜の9時までは練習してもよいとの事、愛好会は富士中学、月曜会はパークホテルを練習場所としていました。
7時くらいに練習開始、3つの下拍子(詳しくは4つ)の基礎打ち、上拍子の練習を。
基礎練習の後は子どもたちの個人打ちの時間、その後大人の個人打ち、それぞれが4~5分の練習を披露します。
最後の20分程は全員で回し打ちをして終了。
八丈太鼓はアドリブソロの太鼓なので合同演奏ができないというウィークポイントがありますが、それこそが八丈太鼓の最大の特徴なので、曲を覚えてその通りに打つ練習はしないほうがよいと考えています。
練習が効率的にできるように、全員で同時に叩ける練習曲を作ったようですが、作った本人がそれでよかったのか、疑問に思っていたという話を聞いたことがあります。
愛好会の練習に井上洋子先生が来ておられたので、上記の疑問をぶつけてみました。
やはり、八丈太鼓の最大の特徴は曲がない事、個性を発揮する太鼓、練習曲があるのはいい事ではないと言下に否定されておられました。
練習曲を覚えるとそこから抜けられなくなり、没個性の太鼓になってしまいます。
よしんば曲の通りに打つとしても、ふりやフォームを自分なりに工夫すべきかと。
月曜会においては各自の個性を伸ばす練習を行っていました。
個人打ちがメインとなるため、太鼓を叩く時間は短くなりますが自分の叩き方を人に見てもらう緊張感、人の演奏を観て学ぶというよさがあります。
初心者は自分なりに曲を創れと言われても何をどうすればよいかがわからないと思いますが、とにかくテンポにのって楽しく叩くのが大原則と思います。
どうしても複雑なフレーズを叩きたくなりますが、そうする事でテンポをはずし墓穴を掘ることになってしまいます。
下拍子というテンポキーパーがいるので、そのテンポにのって打てるようになる事が第一歩かと思います。