昔の映画やドラマを観ていると所かまわず煙草を吸っているシーン満載です。
今と違って、タバコが世の中に幅を利かしておりました。
今では葉巻をくわえた刑事コロンボは居所がなくなっちゃいます。
こどもの頃はさすがに都心や近郊を走る電車は禁煙でしたが、長距離列車は当たり前のように座席に吸い殻が付いておりました。
駅でも紫煙がもくもく、ホーム下の線路には吸い殻が山と捨てられており、ブリキのバケツを片手に駅員がトングで一つずつ拾い集めておりました。
そう言えば駅にはタンツボという今では考えられない容器も設置されておりました。
タバコは映画の中だけではなく、映画館も煙っておりました。
本来禁煙のはずですが、それを許容しちゃう社会であったんですね。
そう言えば先日、トイレを借りに十数年ぶりにパチンコ店に立ち寄ってみました。
今は店内は禁煙となっているとみえ、昔のようにタバコ臭や煙は姿を消しておりました。喫煙室が設置されており、店内はいたってクリーンな環境でした。
昔は服にしみついたタバコの臭いでパチンコ帰りが即ばれたものです。
実家の本家がかつて煙草農家だったと聞いたことがあります。
昔は国の専売だったので煙草の葉っぱの枚数を公社の役人が数えに来ていたとか。
専売公社の厳しいチェックが入っていたようです。
煙草の思い出話でありました。