埼玉県鴻巣市伝統文化芸能館で行っている和太鼓講座、4月から内容を変えてみる予定です。
骨子は八丈太鼓をテーマに据える事。
自分は八丈太鼓が大好きで、伝統太鼓でありながらその創作系に魅力を感じています。
基本は太鼓一台で、片面を下拍子役が決まったフレーズを叩き、その下拍子に乗って上拍子がアドリブで叩く。
太鼓を叩いていない人は周りで打ち手の所作やフレーズを楽しむ。
打ち手は自分なりの表現を磨き、時には軽やかに、時には力強く、また滑稽に、しなやかに、と変幻自在の太鼓を叩きます。
実はアドリブと言ってもそのアドリブの練習をしておかないと、いきなりかっこよく叩けるものではありません。
八丈太鼓の最大の特色は曲がない事だと思っています。
決まった曲を覚える必要はなく、湧き出るイメージで太鼓を叩く、自由な太鼓。
そんな楽しさを味わってもらいたいと思い、八丈太鼓メインの講座を開講したいと考えています。
人数が多いと練習の方法を工夫しないとなりませんが、鴻巣市の応援太鼓「がんばれ!ひなちゃん」は横打もできるようになっているので、皆で同時に打つ時はこの「がんばれ!ひなちゃん」で打ち方の練習はできると思います。
バチの回し方、縁打ち、右打ち、左打ち、自分のフレーズ作り、交代、等々この「がんばれ!ひなちゃん」で十分練習が可能。
もちろん伏せ打ちでも打てるので合同演奏も。
この「がんばれ!ひなちゃん」は唄詞(うたことば)がついており、ことばで覚えられるようになっています。
ソロフレーズを創る時はことばで太鼓を打ってみる、というのも一つの方法。
これを総称して「ことのは太鼓」と名付けています。
「ことのは」は言葉のことです。