伝統系の太鼓では個人プレーの要素が強いのではないか・・・。
今や世界的、とも言える三宅、舞台用には複数人数で打つ太鼓ですが
現地では一台の太鼓を打ち手が一人ずつ交代で回し打ちを続けます。
フレーズは同じでも基本的にはソロ。
八丈太鼓も同じく、下拍子にあわせ一人でアドリブでソロ。
秩父屋台囃子、この太鼓も大太鼓はソロです。
フレーズはほぼ決まっていますが繰り返す回数などは打ち手の裁量にまかされています。
小倉祇園太鼓も下拍子に対し打ち手は一人で交代しながら打ち回します。
御陣乗太鼓も複数人数で一台の太鼓を打ち回しますが、基本的にはソロ。
源氏太鼓も同じイメージです。
これに対し青森のねぶた祭りの太鼓は3~4台の太鼓の揃い打ちをしています。
鹿踊や田楽太鼓も複数人数で同じフレーズを打ちます。
こうしてみると、舞台では複数人数での太鼓演奏と言うカタチをとらないと舞台映えしないため
本来ソロであった太鼓が複数で同時に打てるよう編曲されたものと解釈できるのかも。