今、太鼓の新曲作りにいそしんでいます。
曲名は「狐の嫁入り」。
狐の嫁入りは日本各地に伝承される不思議な現象。
夜、遠くの山中に狐日と言われる灯りが連なって出現するというもの。
これを狐が嫁入りする時の提灯の行列とし、各地の神社にはそれを模した行事も行われているようです。
また、日中、晴れているのに雨が降るのを不思議な現象として狐の嫁入りと言うようです。
そんな狐の嫁入りをテーマにした太鼓の曲。
昨今の太鼓の曲はとにかく勇ましいものが多いのでそれに対するアンチテーゼみたいな感覚で静かめの曲として作っています。
構成の主旨は掛け合いと小道具を使った演出。
全員狐の面をつけ、LEDの灯明も使います。
照明効果が得られるホールでの演奏が理想。
薄明りの中で奇妙な演出ができれば・・・。
狐の嫁入りの狐火の行列、宴になるとテンポもあがり賑やかに。
乱痴気騒ぎが終わると山の中に消えて行くという筋書き。
そんなイメージで、篠笛も入れて、締め太鼓、長胴1、長胴2、大太鼓、鈴の基本は6人構成。
人数が増えれば長胴を足します。
長胴の掛け合いをうまくつなげられるかどうかがキーポイント。
掛け合いとテンポキープのいい練習になる曲となる予定です。