大阪万博が2025に予定されていますが、世の中の関心はいま一つ盛り上がりません。
この時代、大阪万博はそう魅力的な話ではないですねえ。
高度経済成長が見込める時だったらイケイケドンドンで浮かれた話なんでしょうけど、経済低迷にあえぎ、収入は増えず物価は上がる一方、将来のビジョンが描けず迷走する日本の政治、そんな中で万博の意味ってよくわかりまへん。
公式ホームページでは東京オリンピックパラリンピック後の大阪・関西、そして日本の成長を持続させる起爆剤にする、と。
この文章の前に、「万博」は、人、モノを呼び寄せる求心力と発信力があると。
ここは人、モノ、カネを呼ぶツールとして利用価値があります、が本音でしょう。
東京オリンピックが新型コロナの影響1年延期、開催中止も叫ばれる中、政府や主催者は、やれば皆浮かれると強行しましたが、金食い虫のオリンピックの存在意義を冷静に考えるきっかけとなりました。
それにもかかわらず、相も変わらず箱ものにこだわるイベント、資材や人件費の高騰で建設費は膨らむ一方、結局は税金投入の金食い虫に。
世の中万博やってる気分じゃないのよ。
どうしても必要なもの、最優先して行うもの、万博ではないでしょう。
やるなら万博そのものをスーパーコンピューターを使ってバーチャル空間で開催したほうが発展形と思われます。
約半年間開催される中で、バーチャルでは味わえない世界の食が楽しめるサテライト会場が日本各地を巡回、また冷凍パッケージ等をオンラインストアで購入できるようにする。
その際の物流システムをドローンで行うという国家的実証実験も可能。
もう、見世物小屋に客を呼んで金儲けしようという前時代的な考えはやめにしましょうや。