和太鼓イベントを観に岩手に行って参りました。
西和賀の百年座の35周年イベント、30周年の時もおじゃましています。
地元の和太鼓チームのみならず、千葉や東京、山形、新潟のチームも参加、座長の顔の広い事がわかります。
演奏レベルのかなり高いチーム、大人に混じって小さな子供が見よう見まねで叩いているほほえましいチーム、太鼓コンクールにはない太鼓のつながりを感じさせてくれるイベントでした。
参加チームの一つが三宅打ち(低い位置に横置きした太鼓を両面で打つスタイル)を披露していましたが、よくある三宅のフレーズは使わずにオリジナルのフレーズを打っていました。
三宅打ちは三宅のフレーズが呪縛のように使われているケースが多いように思いますが、オリジナルフレーズのみで打つチームに初めて巡り合いました。
またこのチームは屋台打ち(秩父屋台囃子のように太鼓を座って足で抱えるようにして打つ)もやっておりました。
この打ち方をしている3人は最前列で揃い打ち。
これはこれでありと思いますが、3人いるのなら中央の1人は背中を向ける、そうする事で観客は太鼓の面が見え、打ち手の視線で鑑賞する事が出来ます。
残る二人はその左右に向かい合った位置に。
動きが左右対称になり、舞台に面白い効果が生まれるのではないかと思います。
それ以外で気が付いたのは、あたかも曲が終わったかのように静止が入り、観客は勘違いして拍手してしまう。
その後まが曲が続くというシーンがありました。
ちょっと気まずい時間。
これを防止するには、静止の時間もバチを動かし続けるとか、曲の途中である事をアピールする方法があるかと。
いろいろなチームの演奏を観るのは勉強になります。