昨日、高校の太鼓授業でソロの打ち回しに初挑戦してみました。
その前段階として1234のカウントで簡単な打ちつなぎをしてもらったところ
途中でテンポが破綻する事なく最後まで行きました。
この事から夏休みの宿題にソロのフレーズを出してみる価値はあるかも知れません。
かつて八丈太鼓をやっていた時に、お仕着せの曲ではなく自由に打てる、
というところに惚れ込みました。
全員一緒にきちんと揃って太鼓を打つ、というのも太鼓の一つの魅力で練習の成果が発揮されます。
でも逆にいうとそれはマスゲームのような要素も強くなり、打ち手の個性は発揮できません。
八丈や三宅、屋台囃子など伝統系の太鼓は基本一人で打つので個性を発揮できる要素が強く、
観たり聴いたりする方もその個性を楽しめます。
主演は舞台で演技する以上に客前に立つ事に快感を覚えるものかも知れません。
太鼓を打つ時もその快感を脇役ではなく主役で味わって欲しい、
そんな思いから「歓喜」にはソロパートを設定しています。
曲の趣旨から、高校生たちにもソロをやって欲しい、そんな考えが主になりつつあります。
次回、最後の練習ではその方向性を打ち出して見たくなってしまいました。