HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

井の中

井の中で 国民を飼う 国家あり

井の中の蛙大海を知らず、という諺があります。

小さな池に棲むカエルはそれが全世界と信じ、他の世界に大きな海がある事を知らない(知ろうとしない)という意味かと。

 

ウクライナ侵略を続けるプーチンロシア、核武装こそが唯一無二の道と突き進む北朝鮮、国民は国家のプロパガンダのみを鵜吞みにさせられる井の中の蛙状態。

プーチンは自らの侵略戦争を一方的に正当化し、国営放送でそれのみを繰り返し外部の情報をシャットアウト、国民を井の中の蛙に仕立て上げております。

自らをピョートル大帝と重ね合わせ、スターリン銅像まで作らせ、さしずめ蛙の王様にでもなったおつもりなんでしょう。

国外に逃れたロシア人たちは独裁プーチンの所業に異を唱えています。

 

一方の北朝鮮、ニュース映像などで核ミサイルの軍事パレードに赤旗を振って熱狂させられている人民の姿が。勲章の着ぐるみのような老将軍たちの姿も。

こちらも外部からの情報は遮断され、偉大な指導者を称える教育しか受けていない無邪気な国民の熱狂ぶりが核ミサイル越しに見てとれます。

 

井の中の蛙は洗脳されているという点で底なし沼(池か)のオソロシサを感じます。

先の大戦末期、人間爆弾と化して陸に海に空に駆り出され未来の夢と命を断った若き特攻隊員を組織した軍事国家を彷彿とさせられます。

 

為政者の中には国民の命なんぞ屁とも思わぬ戦争遊び大好き人間がいるようです。その遊びに巻き込まれ死んでいくのは普通の人たちです。

 

井の中に いても知るべし 大海を