太鼓に限らず相手を思いやるというのは大切に思います。
日本の特徴である「おもてなし文化」、基本は相手を思いやるところではないかと思います。
世の中主義主張ばかりが先行し、ネット上ではバッシングも横行、自殺に追い込まれるケースも。
これらに相手を思いやるという要素は微塵もありません。
太鼓演奏でも、下拍子の締め太鼓がメトロノームのような正確なテンポを刻む、
自分は絶対に正しいのだからテンポ外すほうが悪イノダ、とやる人もいますがこれだと演奏が破綻します。
練習によってテンポを合わせるのは基本ですが、本番では想定外の事が起こっても皆がお互いを思いやれば修正可能になる場合も。
以前指導者に、演奏中しくじった人がいてもその人を睨むな、
お前失敗しただろ、ではなく皆でその失敗をカバーしあうようにと言われました。
先日行った小学校の和太鼓体験講習の感想文が送られてきました。
その中に、失敗してもいいんだよ、と言われてとても気が楽になったと書いてくれた子がいました。
こういう一言をかけるのも相手を思いやる一つと思います。
最近、太鼓の演奏は相手を思いやるところから始まる、と言っても過言ではないと思い始めています。