HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

名前を覚える記憶法

高校の和太鼓の授業、今年は21人の生徒がおります。

まずは彼ら彼女らの名前を覚えること、教える側としては最優先事項としています。

 

まずはやる気を持ってもらう事が大事と思っているので、その手始めに名前で呼ぶ。

名前で呼んでくれる、というのは自分を知っていてくれる、自分に関心を持ってくれている、という事につながるのではと。

 

今年は新型コロナ禍で皆マスクをしての授業のため顔がよくわかりません。

背の高さや体つきなどどこかしら特徴を見つけ、個人を認識する必要がありますが、残念ながらいまだに10%くらいしか見分けがつきません。ましてやこちらは人の名前と顔を覚えるのがタイヘンなお年頃・・・。

 

名前だけでも覚えようと、記憶術を駆使して何とか頭に入れる事はできました。

その記憶術はよく行われている映像化で物語を作るという方法。

 

まずはなぜか①サノラーメンを食っている男子生徒、食後のお茶どころの②サヤマ、茶畑は③田んぼの中、④田んぼの村、田つながりで千葉の⑤ナリタ、外国からはトルコ人の⑥イエニドーゾ、⑦一人でね(タガログ語の1=イサ)、歩いていると⑧小さな澤のほとりに⑨古い屋敷があるよ、⑩ジョシが住んでいてカメラがひくとそこは⑪中村、村中⑫萩の花が咲く秋に物寂しい⑬古い川を⑭渡ると正面に小さな祠と⑮狛犬、脇には⑯イズミがこんこんと湧いている、季節は春になり⑰サクラが⑱丸い山に満開、二つの山の間を結ぶ⑲相澤、もう一つは⑳小さなお宮がある山、最後はご利益の㉑お徳は永らく続くよ。

 

というイメージを頭の中に作り、記憶の回路を辿ります。

物語をイメージしながらおとぎ話の登場人物や風景を覚えるのに似ています。

 

リストはスマホのメモに記載していつでも見返す事ができるようにして、記憶をするようにもしています。

名前はほぼ覚えましたが、今年は最後までマスクで顔がわからずじまいになるのでしょうか。