この春から実験的に稼働する予定だった太鼓指導方法研究室、新型コロナウィルス禍で順延しております。
ま、実技の実証実験はできないにしろ、理論構築の方は自宅待機中にも進められるかと思い、資料の整理等始めました。
こんな事に着手しようと思いたったのは、太鼓の指導をする際にはいろいろと有用なノウハウがあるはずで、それらをまとめて参考書のようなものを作るのは意味があるのでは?と考えたからです。
太鼓のお仲間で小学校の先生がいるのですが、当然ながら教員免許を持っていて、当然ながら教育言論や教育心理学をマスターしており指導のプロ。
私も都立高校で教員免許の必要がない市民講師として和太鼓の授業を受け持っていますが、単に太鼓を教えるという事以上に教育現場としての意識や技術の必要性を実感するようになりました。
ここ何年かで、太鼓を指導する立場の人間は理論的な指導方法を知っていた方がよいのではないか、と考えるようになりました。
私も今までいろいろな太鼓教室に通いましたが、「教え方がうまい」と舌を巻くような指導のプロとしての太鼓の先生には残念ながら巡り合っていません。
太鼓の打法や曲を伝えるという「技術的」な事はさすがに先生だけあって高見に達していますが、なるほどこういう指導方法があるんやなあ、と恐れ入る先生はなかなかおりませんです。
そんな事から万国共通語なのか、独りよがりなのかわかりませんが、自分なりの指導方法をまとめられればよいなあと考えています。