応援太鼓337は1時間もあれば誰でも習得できる事を目標に、ほぼ完成の域に達していますが、重要なポイントが欠落している事に気付かされました。
曲を覚える時、長く複雑な太鼓はかなりのストレスとなり、特に高齢者にとってはハードルが高いものとなります。(経験者は語る(笑))
そんな事から応援太鼓337は誰にも馴染みのある(と思われる)337拍子を基軸に曲を構成しました。
A・Bに分け、BはAの真似をすればよいというように、基本は同じ事を繰り返すようにしてあります。
先日、自分たちのチームや指導員の研修会でやってみて、小一時間で習得できる事が実証され、ほぼ目的は達成していると思います。
さて、欠落している重要なポイントとは?
それは障がい者に対応している太鼓か?です。
あちこちで東京オリンピック・パラリンピックに向けて太鼓の合同演奏の動きがありますが、内容は健常者向きの太鼓が殆ど、障がい者のための太鼓はNPO和太鼓研究会のものくらいでしょうか。パラリンピックの応援と言っている割にはバリアフリーの考えが生かされていないんじゃないかと。
応援太鼓337はやさしい部類の太鼓曲だと思いますが、作曲中は障がい者が演奏に参加できる事は残念ながら頭にありませんでした。
後付けになってしまいましたが、障がい者も打てる内容にできないか検討する事にします。
右手だけ、あるいは左手だけで打てるか?
これは曲のベースラインを打つ方法で解決できそうです。
視覚障害に対応できるか?
わかりやすい口唱歌、シンプルなものから高度なものまでを抱合する事で様々なレベルの階層に対応可能かを試したい。
聴覚障害に対応できるか?
二拍子をベースラインとして演奏できるか検証したい。
二拍子は体の上下運動で視覚で確認しやすい。
まだ実証できていませんが、障がい者を応援できる太鼓になればよいと考えています。