HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

古希

古希七十 今では稀では ありませぬ

 

人生いろいろな節目がありますが、70歳を迎えると古希のお祝い。

昔は人生50年と言われ、70歳まで生きるのは稀であると祝ったようです。

 

還暦(60)、古希(70)、喜寿(77)、傘寿(80)、米寿(88)、卒寿(90)、白寿(99)、百寿(100)、皇寿(111)、大還暦(120)と長寿を祝う節目がありますね。米寿は米という漢字が八十八に分解できるから、白寿は百という漢字から一をとって99、皇寿は白に王という漢字が一、十、一で99足す12で111、なんだそうな。

 

七五三に始まり、子供が3歳5歳7歳まで元気に成長する事を昔の人は祝いました。

それだけ子供が生きるのに過酷だったという事なんでしょうね。

子供の死亡率が低くなり平均寿命は飛躍的に伸び、医療制度の発達でいまや百歳を超える人も稀ではなくなっています。

 

片や高齢者の生活困窮者の増大も問題に。国民年金の月5~6万円では生活に行き詰る事は明白、少し前に問題になった老後に2000万円の貯えが必要、という数字はあながち根拠のないものではないでしょう。

 

長生きすればそれだけ人生が苦痛になる、そんな厳しい現実が目の前に。

AB総理が提唱した1億総活躍社会は、年金はあてにできないので皆さん自己責任で死ぬまで働き続きなはれ、という伏線だったのでしょうか・・・。

そんなにひねくれなくてもできるだけ社会と関りを持ち、何らかの生きがいを持つ事は大切な事だと思います。

 

これからの古希は70で働いていない人が稀という意味になるのやも知れません。

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長寿の象徴、鶴は仕事に専念、亀はまだまだ頑張りまんねん!?