HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

本日:社会の病理

川崎で痛ましい事件が起こりました。

51歳の男が包丁を4本持って、スクールバスを待っている小学生を次々と襲い、

11歳の女の子と39歳の男性が命を落とし、17名が怪我を負いました。

男は犯行直後自ら首を切って絶命、なんともやるせない気持ちになります。


世の中に絶望し、行きている事に価値を見出せず自殺を考える、

自分が命を絶つのは世の中のせい、自殺を覚悟した上でその世の中に復讐を果たす、

という考えに至ったのではないかと推察します。

容疑者が死んでしまった以上、どこまで犯行の経緯が解明されるか不明ですが

立川志らくが発した「死ぬなら一人で死んでくれ」という常識的な考えでは解決しないと思います。

理不尽な事件が起こるたびに、こういう事件が二度ど起きないように、という言葉もよく聞かれます。

しかし、それは誰でも感じる当然の気持ちで、じゃあどうすれば良いのか、までは言及しません。


引きこもりやいじめが蔓延する世の中はどこか歪みが来ているように思います。

他人に対して、世の中に対して気に掛けるという事が希薄になり、人ごとになってしまう。

一人で死ね、というのはその象徴ではないかとも思います。

理不尽な犯人を生み出しているのは社会、ひいては社会に属している自分たちではないのか、

と自問自答してみる事も必要なのではないかと。


日本政府もトランプ大統領から高額な武器を言いなりに買わされている場合ではなく、

阿呆な国会議員のために無駄な時間を費やしている場合でもなく、

真剣に社会的病理にメスを入れ、住みやすい日本を作って行く事に尽力してほしいものです。