目に見えぬ 液体と化す 風ヂカラ
台風来襲で暴風による被害が多くなっています。
トラックやワゴン車が風に煽られて横転、屋根は吹き飛び電柱や鉄塔が折れる事態に。
空気の流れ=風は目に見えないため文字通り軽視されがちですが、どっこい空気は結構粘っこく、かなりの抵抗があります。
以前バイクに乗っていた頃、時速80kmを超えるあたりで、空気の壁を体感しました。そこを起点に世界が変わったのを覚えています。
バイクは体がむき出しになっていて車と違い風をもろ感じます。
車で時速100kmはどうという事ないですが、バイクで100km走行するとハンドルにしがみつくような格好になり、かなり疲れます。
空気は質量を持ち、体にぶつかってきます。バイクレースでレーサーは体を起こして空気抵抗でブレーキをかける事もするくらい空気は粘っこいです。
空気の流れが水流のように目に見えたら相当恐ろしいかと思います。
風速40m/sでは時速140km以上ですから。
その昔、仕事で3月に那須の観光施設を訪れていた時に春一番が吹き荒れ、目の前の建物の屋根材が吹き飛んでいくのを見た事がありました。
その時はただ呆然と見守るだけでした。
地球温暖化で自然の猛威が激烈化して行く事が予想されます。
風力や自然力をもっと本気で活用し、化石燃料や原子力からの脱却を目指す必要があると思います。
トゥーンベリさんの言うように目先の金勘定ばかりしていては地球が壊れます。
粘っこく 風向き変える 努力せな