公衆電話を見る機会がめっきり減りました。
携帯電話が当たり前になり、公衆電話の必要性が薄れたからでしょう。
最近は家に固定電話を引かないケースも。
しかしこの公衆電話、植え込みに埋もれてとっても使いづらそうデス。
渋谷では再開発が進行中。
新しいビル群が建設されており、日々その姿を変えています。
再開発によって今まで自然発生的に作られてきた無計画な雑然とした街並みは近代的な整然とした都市景観に置き換えられて行きます。
街にある無秩序さは排除され、計画に基づいた安全で効率的な顔に塗り替えられて行きます。
そうして日本全国、どこも同じ顔の整形美人みたいな様相を呈するようになります。
今できている渋谷のビル群もどこにでもあるような無味乾燥なガラスの箱、渋谷らしい愛着が持てる顔にはなっていかないような気がしてます。
あえて新しい街には風情がない・・・と言い切ってしまいましょう。
都市計画家や建築家が風情のある街並みを作る、という思想がないためと思われます。
風情とは何?
そこはかとなく醸し出される雰囲気、とことばの意味もとてもいい加減です。
風情があるねえ、とか風情を感じるねえ、とか、とてもじゃないけど数値化できるようなものではありません。
焼き鳥の煙がもうもうと立ち込める新橋のガード下のような街並みは都市計画で作るのは不可能でしょう。
でも、あんな街が新しくできたらまったくもって楽しいのになあ。
南国の楽園与論島、新型コロナの感染者が出て深刻な状況になっていると思われます。
鹿児島県奄美群島の最南端に位置する与論島、周囲約23km、人口約5500人のカタツムリのような形をしたサンゴ礁に囲まれた小さな島です。
私が学生の時、1972年に沖縄が日本に返還されることになりました。当時日本の最南端であった与論島に行ってみようと思い立ち、九州の旅行プランの中に与論島を組み込んで出発しました。
与論島に空港を作る話がありましたが当時は船のみ、鹿児島港を出て奄美大島、徳之島、沖永良部島に寄りながら25時間あまりの船旅でした。
与論島に着くころには同乗の旅行者とはほぼ顔なじみになっています。
旅行計画では与論島は2泊で、その後九州の国東半島を巡って東京に戻る事にしていました。
小さな島はとても居心地がよく、スケッチをしながら島めぐりをしていると船で知り合った旅人とよく顔を合わせました。
ある時島の漁師さんが漁をしている所に行き当たりましたが、その場で熱帯魚の叩きをご馳走になりました。
漁師さん曰く、獲れた分だけ自分たちで食べ、食べきれない分を売ってるんだと。
売るために魚は獲らないという生活ぶりにショックを受けました。
それまでは東京暮らしが長く、お金を得るために労働するという世界観が当たり前だったんですが、何をあくせく時間に追われて生活しなくてはならないんだと今までの価値観が転換するきっかけを与えてくれました。
沖縄方言の「なんくるないさー」(どうという事はないよ)精神に触れた瞬間でありました。
南国は切羽詰まったところがなく、のんびり生活が合ってます。
ま、失恋したらキビシイ顔をして夜行列車で北の国に行くのではなくて、南の国にいだかれて癒されるに限る、と思ったものでした。
それ以来、うわべを繕う事はせず自分にとって価値があると思うものを大切に生きようという考えを持つようになりました。
結果、大分の旅行計画はすべてキャンセル、与論島にとどまる事にいたしました。
美しい海と人情、カネに置き換えない価値観。その後変化があったのかどうかわかりませんが、新型コロナ禍乗り切ってもたいたいものと思います。
iphoneの画面をテレビに写すアダプターを購入してみました。
iphoneで太鼓を打っている動画を録り、それを大型画面で観ようという算段です。
自分の打ち姿を観るのはとても勉強になるもの、自分ではとってもカッコよく打っているつもりでも実はそうでもない、というのは事あるごとに痛感します。
動きが硬い、手が上がっていない、左右不均等、などなど。
そんなところから動かぬ証拠ではなく動く証拠を突きつけようとする試みです。
後ろから撮った映像を目の前の画面に写し出せば、鏡にはできない自分の後ろ姿をリアルタイムで観る事もできるかと。
さっそく繋いでみましたがiphoneにある動画ファイル、大型テレビ画面で観る事に成功、音も問題なく再生。
これは使えそうです。
新型コロナウィルスが収束の気配を見せない中、暇つぶしに、占いサイトを覗いてみました。
今の惨状を言い当てている占いサイトは見当たりませんでした。
表題だけを見ると、2020年前半は激動の年、とコロナ禍を予言しているかのようなものもありますが、その中身はありきたりでよくある巷の話題で占められております。
占星術は農業に必要な情報を得るために発展したと聞きます。
物事の要素を陰と陽の二つから成ると捉え、その組み合わせで吉凶を占うようです。
陰を0、陽を1としてその組み合わせでパターンを分ける。
00、01、10、11の4通り、それをさらに細分し000(陰陰陰)、001(陰陰陽)、010(陰陽陰)、011(陰陽陽)、100(陽陰陰)、101(陽陰陽)、110(陽陽陰)、111(陽陽陽)の八種類、これを八卦と呼ぶそうです。
こう考えると世界最高峰のスーパーコンピューター「富岳」に占ってもらうのは正解かも知れません。
あらゆるデータをぶちこんで計算してみたら今回の新型コロナ世界的流行を予想できたものかどうか、さて。
2月に豪華客船ダイヤモンドプリンセス号が横浜に入港して以来、新型コロナ禍に見舞われている日本。
SARSやMARSの感染症の深刻な洗礼を受けなかった日本は2月当初は対岸の火事状態でした。ところが今や大都市圏では消火可能かどうかも不明な火の手が上がり、地方にも飛び火している状態です。
そんな中、籠る生活に経済もズタボロ、下火になったと見えた5月末に緊急事態宣言解除、いざ経済V字回復へとgo toキャンペーンを強行。
6月に入って感染者増加傾向は歯止めがかからず、ついに8月に突入してしまいました。
何もなければ東京オリンピックの真っ最中、世界中から人々を迎えて日本中が湧きたっていたに違いありません。
8月を終えて、秋冬に向かう時、新型コロナの動向がどうなって行くのか、どう対応して行くのか、専門家を擁する政府の見解を示していただきたいものです。