HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:八丈島2

八丈島に着いて、50ccのスクーターを借り、
まずは第一目的の八丈太鼓の演奏をやっている服部屋敷を目指します。
朝10時からの1回公演なのでこれを見逃すと何のために島に渡ったのかわからなくなります。
八丈島一周道路を行くと、丸い玉石を積んだ石垣を見ることができますが、
人の頭ほどある玉石は海岸から人力で運んだものだそう。
正面から見ると丸い石ですが、実はラグビーボールのような細長い形状をしています。
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服部屋敷は幹線道路からちょっと入った高台にあるので入り口がわかりづらいです。
目立つ看板が出ているわけでもなく、スクーターで行ったり来たり、
観光バスが止まっているのを目印にやっとの事でたどり着きました。

服部屋敷は徳川幕府の御用船船奉行の服部家の屋敷があったところで
屋敷こそ残っていませんが、舞台やカフェ、お土産ショップがあり
観光バスの定番コースになっているようです。

黄八丈の着物で樫立て踊りを踊る女性たち。
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樫立踊りは樫立地区に伝わる踊りで東京都民族無形文化財に指定されています。
八丈島流罪の人々の各地の文化を吸収、
またその立地は黒潮の流れの中にあり、南方より遭難船が漂着する島でもありました。
樫立踊りはそんな島の文化を反映して日本各地の歌や踊りの要素が入っています。
地区の人たちはこれらの踊りや唄を伝承していくために毎週稽古をしているそうです。
それをこうして観光客に披露し、活動資金に替えているのはとても良い事だと思います。

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こちらはお目当の八丈太鼓。
樫立地区の八丈太鼓との事、女打ちと男打ちを披露してくれました。
八丈島は5つの地区があり、同じ八丈太鼓でもそれぞれニュアンスが微妙に違うようです。
男の打ち手はイマイチという感じでしたが、八丈太鼓の自由闊達な太鼓を見ることができ満足。
観光バスが着くくらいなので、黄八丈の様々なグッズも売っています。
島には目立った土産物ショップもないので自分用にカードケースを、
カミさんにはティッシュ入れを購入、随分と贅沢なティッシュ入れデス。
お土産はその場で買っちゃうのが旅の知恵、
またあると思っていると二度と買えない場合もあります。

服部屋敷をあとにして、次なる目的地露天風呂へ。
と、その前に腹ごしらへ。
島にはコンビニもなく、飲食店にも滅多にお目にかかれないため目に入ったお店に飛び込みます。
ランチはこれ、トビウオフライ定食。
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夜は居酒屋になるようで、お昼は地元の人しかいませんでした。
トビウオ刺身定食もあったので活きの良さは推して知るべし。
一匹半いただきました、ごちそうさまでした。

さて、お腹も満足したところでしばらく走って温泉に到着。
こちらは無料で利用できる露天風呂です。
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源泉掛け流しの露天風呂、水着着用の混浴です。
浴槽から下を覗き込むと裏見の滝を眺めることができます。
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家族連れが入っていましたが、帰ったところを見計らって写真撮影。
泉質は塩化物泉、海水に近い感じです。
うぐいすの鳴き声を聞きながら一人のんびり温泉に浸かる贅沢、
また別の家族が到着したので早々に引き上げました。

温泉を後にして、いよいよ太鼓の会場へ。