HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:本番練習

公民館での本番練習、集まったのは8人、そのうち本番に出る人は7人。

基礎練もそこそこに本番演奏曲をやってみます。

練習時間は2時間しかなく、その中で太鼓の搬出入もしなければなりません。

まずは太鼓を本番仕様に並べますが、バミリ(設置場所などをテープで目印をつける)について

とうとうと説明する人がいて、貴重な時間が費やされます。

バミリも大事ですが、とにかく太鼓の練習を最優先することを告げ練習に突入。

一曲目は「感謝」、打ち慣れているので大きな問題はなさそうですが、締めのテンポ出しに

大太鼓が微妙に遅れて入っています。

これに気付いた人が「遅れれいる」と本人に伝えますが、どうすれば解決するのかまでは言及しません。

締めの打ち出し「タンタカタンカタンカタンタカ」の1234のテンポを感じとること、

締めはテンポを提示するために音を出してくれているので、それを受け取るべし、と伝えます。

前回の練習の時はこの逆のことを伝えました。

締めの打ち出しは大太鼓や長胴太鼓のテンポを頭の中でイメージし、それに乗って決めること、

ドンうんうんうんドンうんうんうん
タンタカタンカタンカタンタカ

こういうイメージを描くことでお互いの息があって行きます。

指導員になって気をつけていることは、改善すべきところを的確に指摘すると同時に

その解決策もわかりやすく提示することです。


二曲目、「虚空」でも打ち出しからいきなり走ってしまいます。

ドンドドンドドコ、右左を明確にするとドンドコンコドコとなりますが、

最後のドコが詰まり気味になるためそこで早くなっていってしまいます。

焦らずじっくりテンポを噛みしめるよう伝えましたが、

実際にテンポをキープする練習を挟んでみました。

実を言うとこちらのテストケースの実践も兼ねているのですが、

トコトコトコトコを全員で揃える、次に一人ずつトコトコを回していくと言うものです。

テンポはきちんと捉えられているので、皆さんやればできること、

このようにトコトコトコトコ1234という認識を常に持って打つように伝えました。

テンポキープ大基本であります。

10年以上やっている人が走り気味になりますが、本人にどう気付かせるか・・・。


三曲目「祭り」。

フレーズがおぼつかず、不安が残るものとなりました。

ここでも「違ってる!」と声高に言う人がいますがそれは間違った本人もよくわかっているので

ここではテンションを上げてやる一言を発すべきかと思います。

もしくはできない自分を悔しがるように仕向けることも必要かと。

自覚させることが進歩の早道だと思います。


最後に通しでやり、そそくさと太鼓を片付け、倉庫に太鼓を戻して練習終了、

大丈夫かな。