不変とは 自然からみて 変なこと
人の体はおよそ37兆個とも60兆個ともいわれる細胞から成り立っているとか。
一日に約3000億個の細胞が誕生し、死滅しているとも。
数日から数ヶ月、一年もすれば人の体は新陳代謝で入れ替わっている事になります。
ま、骨はもっと長い周期のようですが、歯とかも入れ替わるもんなんでしょうか・・・?
細胞が生まれて死ぬという事は生命体を維持するために必要不可欠な生理現象、
一個の細胞にとって永遠の命というのはとても不自然な事になるんでしょうね。
一個の細胞が生きて死に至るのを人の一生とに重ねて見ると
人が永遠の命を願うのは反自然的な行為なのかも。
自然と人間を対峙させれば反自然的(人工的)なのが人間らしい?!
死ぬ事も次の世代に命を永らえるためには当然の自然現象、人の世も新陳代謝が必要かと。
そう考えれば死は恐るるに足らず、という事になるのでは?と思います。
生き物に死はつきもの、死ぬ事も生きる行為の一部と思えば気楽になれそうです。
人ゆえに永遠の命とかに憧れちゃうものですが、
そういう事に捉われないであろう犬や猫は十分に幸福な一生を送っているのではないでしょうか。
昔から死は万人に平等に訪れると言われます。
金持ちだろうが有名人だろうが聖職者だろうが極悪人だろうが分け隔てはありません。
ま、これは自然死を前提にしているので、戦争の犠牲者や交通事故死、自殺などには
あてはまらないかも知れません。
永遠ということがあるとすれば死は永遠の安らぎ、なのかも知れません。