HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:クリスマスケーキ

 クリスマス 取引先の 菓子の山 

勤めていたころ、クリスマスシーズンが近づくと

飲食業を営んでいる顧客から出入り業者にクリスマスケーキ購入用紙が配られていました。

担当の営業マンは社内をかけ回りケーキ購入者をつのり、

10個20個とまとめて、クリスマスイブが近づくととりに行ってました。

営業的にはここで顧客の売り上げに貢献し、

その後の仕事をとりやすくするという思惑もあり

ケーキの注文まとめるのに一生懸命でした。

ケーキ自体は自社工場製造で、系列のカフェに提供しているものなのでおいしいのですが

私はクリスマス自体何もしないし、

我が家にもクリスマスケーキを食す習慣も無し。

何よりもなんだかケーキ購入が当然のように振る舞う顧客と

それに対し御機嫌取りのようにケーキの数を競うのが我慢ならずに反応しませんでした。

ま、世の中持ちつ持たれつ、ギブアンドテイク、郷に入っては郷に従え、

長いものには巻かれろ、病いは気から、なにがなんだかわかりませんが

クリスマスケーキと仕事は別もの、きちんと仕事で勝負しなはれ(ケーキの味含めて)、

という思いを抱いておりました。

またこれとは別に他の顧客からもクリスマスケーキの「押し売り」がありましたが

このケーキが日持ちを考えてかバタークリームを使った美味しいとは言えない代物、

クリスマスを「悪用」した商魂みえみえのものだったり・・・。

これ以外にも中華料理店の経営者から数万円のおせち料理を買わされたり、

というのもありました。

なんだか立場を利用して売りつけているようで、いやだったなあ・・・。