新虎通り。
タイガースファンがいるわけではありません。
昭和21年(1946)に都市計画道路として決定された環状2号線が
68年経ってこの2014年にやっと完成、新橋虎ノ門を貫く道路は地下に潜っていますが
地上部は新虎通りと呼ばれています。
実質上都内で一番高いビルなんだそうです。
その新虎通りに面しているビル群は表通りに面している部分が正面の顔ではありません。
手前にあったビルが取り壊され、はからずも裏方丸出しという感じです。
いかにも再開発された地域という落ち着きのなさがそこここに。
こちらはメディアにもよく登場する西新橋の立ち食い蕎麦屋さんのそば処港屋。
ランチ時にはご覧の通り行列が絶えません。
ラー油が入ったつゆでいただく肉そばが人気メニューだとか。
今迄の立ち食い蕎麦とは一線を画すお店としてファンをつかんでいるようです。
ちょいと横道に入ると再開発の痕跡があちこちに。
ビルの谷間にぽっかり空いた空間には家の屋根のカタチだけが記憶として遺されていたり。
再開発によって街はキレイに生まれ変わります。
その代わりそれまであった人間臭いコミュニティは姿を消す場合が殆ど。
市場がスーパーマーケットになるようなものでしょうか。
街歩きを楽しむ方からすれば、自然発生的な混沌の世界の方が圧倒的に面白いんですが
そういう世界は行く行くは絶滅危惧種に指定されるのかも知れません。