先日、所用があって下北沢迄ぶらぶら歩いて行きました。
途中、今では珍しくなった魚屋さんが。
スーパーマーケットが出現する前は個人商店が店を構えていましたね。
八百屋さん、肉屋さん、魚屋さん、乾物屋さん、豆腐屋さん、パン屋さん、etc・・・。
八百屋さん、肉屋さんはまだ残っていますが、真っ先に姿を消して行ったのは魚屋さん。
今はお店の中にはかなり高齢のご主人と奥さんがいる事が多く、
ああ、この代でお店も終わりなんだろうなあ、と思わされます。
道に面してショーケースがあり、魚の丸もの、刺身のサクなどが並びます。
典型的な魚屋さんのスタイル。
こちらは道を挟んで、間近にあるお店、一見なんの店だかわかりません。
帰りに店の前を通ると、のれんには魚屋の文字が。
ああ、ここ魚さんなんだあ、と気付かされた次第です。
昔の商店街は魚屋さんも八百屋さんも1軒だけではなく、
複数軒あるのも普通でした。
商店街の自然発生的な独占禁止法のような気がします。
お客さんも、明快な理由なしにご贔屓があったりして。
東南アジアやスリランカに行くと商店街がまだまだ健在で
同じような店がたくさんあり、やっていけるんだろうか?と心配になりますが
どっこい、それぞれお客さんをつかんでいるようです。
上記の魚屋さんも、庶民的な店構えとおしゃれな店構えでそれぞれのニーズがあるのやも。
それでも個人的に感じるのは、おしゃれはいいとして、一見何屋だかわからないのは???
車内広告なんかでも、デザイナーやクライアントがなんか勘違いしているとしか思えないような
おしゃれなだけで、一体何の広告かわからないものがあったりします。
商品名なのか社名なのかもわからず、商品なのか会社なのかもわからない・・・。
それが強烈に印象に残るかといえばそうでもなく、メッセージ性にも乏しい。
個人的にはそういう広告を出している企業の眼力を疑っちゃいます。
広告や店構えは、それだけで客を誘引するチカラを持つべきと考えています。
その意味では大阪道頓堀の脚が動くかに道楽の店構えは文句なしでしょう。
そのうち外国の観光客の聖地になるかも知れません。
出典:みんカラ