一時期横浜に住んでいた事があり、そこには通称六角橋商店街なるアーケードの市場がありました。
いや、今でもあるのですがご多分に漏れず今の日本を反映してシャッター通りと化しています。
私がいた頃は映画館が二軒あり、白鳥座は洋画、紅座は邦画をかけておりました。
そんな映画館はとうに廃業、銀行の建物に建て替えられて久しい。
アーケードに足を踏み入れるとまさにシャッター街。
かつては広くもない通路の両側にいろいろな店が並び、とてもいい雰囲気でした。
八百屋さんも何軒もあり、裸電球がいい味出してましたっけ。
これは何屋さんだったのでしょう。
こちらも八百屋さんだったようです。
まさにホンモノの昭和レトロ。
雑貨屋さんはまだがんばってます。
洋品店もがんばってました。
水産加工食品店、魚屋さんは割と早く姿を消したようです。
開いている店はまばら、空いてます。
開いている店が少ないので人が来ない、人が来ないから店が閉まる、の悪循環。
商店街の先に大型スーパーができ、ここは徐々に衰退していった模様。
昔は一坪ほどの角の鰻の蒲焼き屋さんとか、
和菓子、豆屋、乾物、味噌、などなどいろんな商いがありました。
そこにはスーパーとは違い、人と人のふれ合いが濃厚な時間と空間がありました。
それは今は看板にしか残されていません。