HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

スリランカ:ジャヤワルダナ記念館

さて、スリランカも四日目、盆踊りの日を迎えました。

盆踊りは夕方から準備に入るので午前中はジャヤワルダナ記念館を訪問します。

朝ご飯はインディアンホッパーと呼ばれる細い麺とカレー。

白いのは小麦、赤いのは赤米の麺です。

スリランカではもっともポピュラーな豆カレー、

フレークのようなものはココナツとハーブのポルサンボル。

麺がカレーの汁を吸っていい感じに湿ります。

独特な食感。

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食後のデザートは果物の女王とされているマンゴスチン

大好物であります。

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ニゴンボを出てコロンボのジャヤワルダナ記念館に着いたのは11:30くらいです。

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J.R.ジャヤワルダナ氏は1951年のサンフランシスコ講和会議において

敗戦の痛手から立ち直ろうとする日本の窮地を救った演説をした人物。

前にも書きましたが、当時日本の北海道、東日本、西日本、四国、九州を

ソ連アメリカ、イギリス、中国など

戦勝国分割統治し、その上多額の賠償金を課すという案が取り沙汰されていました。

その時に敬虔な仏教徒でもあったジャヤワルダナ氏は仏陀の言葉を引用し

憎しみによって憎しみは消えず、慈愛によってそれは消える、

我が国スリランカは日本軍によって爆撃され、実被害も出ているが

日本のために賠償金請求権を放棄する、という演説をしたそうです。

この演説をきっかけに議場の様子は一変し、日本の独立が可決されたとの事。

もし、日本がドイツのように分割されていたら、(それも四つに!)

多額の賠償金返済にあえいでいたら、と考えるとジャヤワルダナ氏に感謝せざるを得ません。

実際にはアメリカの思惑があった事は明白ですが、

その演説によって日本が救われたという事実には変わりないでしょう。


そんなジャヤワルダナ記念館を今回同行した全員に行ってもらいたい、と強く思っていました。

スリランカを訪れる日本人は絶対足を運んでもらい、歴史の事実に触れてもらいたい・・・。

観光もいいですが、こういう事を知る事が真の国際交流になると考えています。


氏は来日も果たしている親日派でもあります。
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説明に聞き入る御一行様。
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日本館には横山大観の掛け軸などもありましたがいたみもあり、

日本に送って修復したいのだが予算がないとのこと、

少しでもお役に立て、恩返しができればと

退出時には募金をさせてもらい、寄付をして参りました。



その後海岸を散策。
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屋台ではパイナップルやオリーブの実を売っていました。
このオリーブ、おがくずを食べているような食感でありました。
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蛇使い。
コブラは毒を抜いてあるとのことでしたが、薄気味悪いです。

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ニシキヘビを首に巻いて・・・
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この後、蛇使いから一人1000ルピづつー払え、との申し出、
ニシキヘビは鶏を1kg食べるからその分お金払って、と食い下がられましたが
とんでもない話なので全部で500ルピー渡して終わりとしました。


その後は植民地時代のオランダの病院を再開発したモールで買い物。

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夕方から盆踊り会場のクリケット場に入りました。
この時の写真はまったくありません。
今年で3回目なので皆さん、要領よく動けました。
迎え太鼓に始まり、オープニングは全員で夏祭りという曲を披露、
これはスリランカに行く前に皆で集まり、何度か合同練習をした曲です。
我々太鼓の一行は三つのグループの集合体で
その集合体に和太鼓 集という総称を付けて活動しています。
全体で集まって何かする、というのはとっても重要と考えているので
全体で打てる楽曲を準備し、練習をしました。

参加者全員にその考えが浸透したかどうかはわかりませんが
それぞれのグループが個別に演奏するという事以外に一致協力して一つの事をやる、
という事は今後も大切にしたいと考えています。

盆踊りは盆太鼓を打ったり、途中の休憩タイムに舞台で演奏したり、
最後の抽選会で効果音を担当したり。

終了は21:00、その後太鼓を積み込み、遅い夕食をとりに行きます。

今回はいつもの中華料理ではなく、新規のところです。
ちょっとおしゃれなフードコートのようなつくり。
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メニューにはなんとラーメンや寿司がありました。
スリランカスープヌードルとはとっても貴重な体験なので無条件にラーメンをオーダー。

左はグリーンティー、右がうわさのラーメン、ラーメンはと~ってもぬるいシロモノでした。
内容のイメージはどちらかというと沖縄そばに近い海鮮湯麺といったところか。
まずくはありませんでした。
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もう一品、マグロ巻き(鉄火巻き)を頼みましたがいたってまともでありました。
ガリや醤油、わさびもOK。
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これは別テーブルでオーダーしていた太巻き
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ただし、巻き寿司をすのこで巻いている時、全体重をかけるようにして力一杯巻いておりました。
巻き寿司もにぎり寿司もどれだけ空気を入れてふわっと仕上げるかがポイントなんですけどね。

つづく